安保法案について
先日、国会において「安保法案」が成立しました。
これについては、賛否両論が渦巻いており、「反対のデモ」と「賛成のデモ」の両方が行われるというなかなか見ることが出来ない事態にまで発展していました(マスコミは反対のデモしかテレビで取り上げなかったのは残念です)。
集団的自衛権については随分前から必要だと言われており、本来であれば、右左関係なく賛成しなくてはならない法案なのですが、少し海外から見たら異常なほど反対が出たのは恥ずかしくもあります。
今回の安保法案は世界中のほとんどすべての国が、賛成というより歓迎の立場を取っています。
概ね意見としては、「日本は自衛を他国にばかり頼っていてはダメ」、「中国以外の全てのアジアの国々にとって良い知らせ」、「日本を強く支援したい」、「アメリカはむしろアジアの情勢から手を引きたいのを、同盟強化を呼びかけた総理の考えを日本の国民は称賛するべきではないか」などと称賛しており、むしろ反対している人達に対して、「国際的な感覚が疎い国民性が垣間見れた騒動」と否定的な意見も見られました。
世界中で反対国は中国と韓国のみという状況です。
韓国は日本の全てのことに反対するので良いとして、世界の平和に寄与すると言われている今回の安保法案に中国が反対するのは、平和を望んでいない為、つまり日本に対して領土的野心を持っていたことを現しています。
日本の親中国勢力の民主党、共産党、朝日新聞、毎日新聞が反対しているのは、日本が中国に攻められるのを待っているのかと疑いたくなるほどです。
そもそも、国連も日米安保も集団的自衛権をもった組織です。
しかし、国連において、日本は未だ敵国扱いで、国連の安全保障理事会が集団的自衛権の発動を決めるのですが、常任理事国(アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、中国)には拒否権があります。
日本に対する防衛には中国は拒否権を発動するので、国連は役に立たないことが分かっています。
戦後70年、日本の安全を守ってきた日米安保ですが、在日米軍は日本を守るために活動するが、米軍が攻撃されても自衛隊は一緒に戦うことが出来ません。そんな事態が実際に起きれば日米同盟はどうなるのか不安になる状態でした。
つまり、世界中が参加している国連の集団的自衛権も、日米安保という集団的自衛権も日本にとっては不完全なものだったということです。
よくこの状態で70年やってきたなというのが正直な所です。
本来、左翼も右翼も日本が好きで、日本を良くする為には左寄りの方が良いという立場と右寄りの方が良いという立場がるというのが普通です。
しかし、日本は状況が変で、左寄りの人達は明らかに反日です。
民主党の元大臣は韓国で反日デモに参加したり、同じく民主党群馬議連の元トップは、日本からお金を持って行き南京大虐殺記念館を建てたり、中国に言って靖国参拝問題を作って来たり、民主党の元首相に至っては北朝鮮の拉致関連団体にお金を送っていたという許すことが出来ないことまでやっています。
そんな大問題も朝日新聞や毎日新聞は報道しません。
その2社も慰安婦問題、サンゴ事件などのねつ造に勤しみ、毎日新聞は十年以上に渡りwaiwai問題と呼ばれる英語版の新聞で日本人は変態であるということを報道していました(日本人の女性はレイプを好むというようなことを十年以上報道していた。それでどれくらいの人が海外で被害にあったのか考えたくもない。)。
今回の安保法案も、「強行採決」などと報道しているが、次世代の党などが賛成しているので、強行でも何でもなく、共産党や民主党などが反対したが賛成多数で可決されたというのが正しい表現です。
そして、違憲という反対意見もあります。
この法案が違憲である可能性はあります。
この法案は必要なのですから、違憲なのであれば、憲法改正に話が進むのが普通ですが、何故かそちらには進みません。
そもそも、日本は今、原発を廃止して石油燃料に頼っています。
中国が南沙諸島を抑えると、中東から日本に石油を送るシーレーンが中国の内海になってしまいます。
そして、中国にその石油を止められる恐れがあります。
日本の原発反対には中韓が大きく関わっていることは良く知られていますが、太陽光パネルを売るため(中韓で作っている)や、アジアハイブリット構想などで唱えていたように、エネルギーを日本に売るためと思っていましたが、ここに来て南沙諸島を抑え日本の生命線を握る為だったのではないかと思い初めています。
日本のエネルギーを石油燃料に頼っている今、石油を止められると戦争しかありません(大東亜戦争と同じ)。
日本は戦争したくないが、恐らく中国もアメリカを擁する日本と戦争はしたくないと思います。
なので、中国は石油を止めるかもしれないと日本に脅す外交を続け、戦争だけはしたくない日本はその無理難題を聞く外交を続けることになると思います。
その行き着く先も戦争しかないかもしれません。
そうなる前に、南沙諸島における中国の横暴を止めなくては行けません。
今なら、東南アジアの全ての国とアメリカ、オーストラリアと連携を組んで、中国に意見を言えるのですが、日本には実行力がありません。
今回の安保でそれが少し解消され、中国の横暴を止めることが出来る可能性がぐっと上がりました。
戦争になる可能性もぐっと減ったと考えていいと思います。
日本の自衛隊は、海外PKOでもオーストラリアの軍隊に守って貰いながら活動したりと、先進国でありながらその責任を果たせない国として批判の対象でもありました。
憲法9条がある限り、まだまだ普通の国まで程遠いですが、一歩近づいた気がします。
自衛隊は日本を守る為に日々努力しています。
その自衛隊は外国の軍隊に銃を向けられても、撃たれるまで撃ち返すことが出来ません。
そんな状態で、命をかけて日本を守らなくてはなりません。
自分なら、そんな状態の自衛隊になりたくありません。
撃たれそうなら、撃たれる前に撃つ権利や、撃とうとしている人を先に捕まえる権利などがあって、初めて守って欲しいと言えるのではないでしょうか。
9条を守ることがどれだけ日本人の命を危険に晒しているのか、今一度考えてみる時期が来たのではないでしょうか。
(執筆者:ジャポニズム大和)
PR
楽天商品ランキング
|
スポンサードリンク
お勧め執筆者
PR
Google AdSence
楽天トラベルランキング
|