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東北三大祭り

東北地方の著名な夏祭りをまとめて言う名称である。東北三大夏祭りとも言う。

主に、仙台七夕まつり(宮城県仙台市)、青森ねぶた祭(青森県青森市)、秋田竿燈まつり(秋田県秋田市)を指す。

この3つの祭りは8月上旬に集中しており、戦前から祭りとして確立されている。いずれも「七夕(ねぶり流し)行事」に関連している祭りでもある。

この3つに山形花笠まつり(山形県山形市)を加えて、「東北4大夏祭り」と呼ばれることも多い。
盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)や郡山うねめまつり(福島県郡山市)も有名であるが、他の4つに比べて歴史が少し浅く、「東北5大祭り」として頑張っているがどちらもいまいち広まっていない。

さらにその東北5大祭りに相馬野馬追(福島県相馬市)や北上・みちのく芸能まつり(岩手県北上市)、福島わらじまつり(福島県福島市)などを加えて「東北六大祭り」と言うのもあるがきりがないのでこれくらいにしておく。

その他にも五所川原立佞武多(青森県五所川原市)、八戸三社大祭(青森県八戸市)、弘前ねぷた(青森県弘前市)も知名度は高く、東北は祭りが盛んな地域である。

東北六魂祭

東北6県の代表的な6つの夏祭りを一同に集めた祭り。2011年3月11日に発生した東日本大震災の鎮魂と復興を願って、同年7月に宮城県仙台市で初開催され、翌年以降、岩手県、福島県、山形県と続いている祭りである。

6大祭りとは、「青森ねぶた祭」(青森県青森市)、「盛岡さんさ踊り」(岩手県盛岡市)、「仙台七夕まつり」(宮城県仙台市)、「秋田竿燈まつり」(秋田県秋田市)、「山形花笠まつり」(山形県山形市)、「福島わらじ祭り」(福島県福島市)の6つである。

仙台七夕まつり(宮城県仙台市)

仙台七夕は旧仙台藩内各地で七夕に因んで毎年行われている祭りであり、仙台市で開催されている仙台七夕まつりが特に著名。毎年、8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われる。例年200万人以上の人が訪れる。
江戸時代初期、仙台藩祖の伊達政宗が婦女に対する文化向上の目的で七夕を奨励したため当地で盛んな年中行事の1つになったとされる。

青森ねぶた祭(青森県青森市)

青森市で8月2日から7日に開催される夏祭りであり、毎年、延べ300万人以上の観光客が訪れる。
1980年には国の重要無形民俗文化財に指定された。
のちに征夷大将軍となる坂上田村麻呂が陸奥国の蝦夷征討(794年頃)の戦場において敵を油断させておびき寄せるために大燈籠・笛・太鼓ではやし立てたことが由来とされる。

秋田竿燈まつり(秋田県秋田市)

毎年8月3日から6日に秋田市で行われる祭り。竿燈全体を稲穂に、連なる提灯を米俵に見立て、額・腰・肩などにのせ、豊作を祈る。東北三大祭り、日本三大提灯祭りの1つ。お盆に門前に立てる高灯籠を持ち歩けるようにしたのが竿燈の始まりとされている。昔は、技よりも力を競っていたため、灯篭も数を増し、蝋燭や提灯の普及により現在の形になった。大若と呼ばれる大きい竿燈は50kgもある。

山形花笠まつり(山形県山形市)

山形市で例年8月5日から7日の3日間開催され祭り。「蔵王夏まつり」のイベントの1つとして「花笠音頭パレード」が行われていたが、それが「山形花笠祭り」として独立した。「花笠音頭」と呼ばれる歌に合わせて、花飾りをつけた笠を持って「正調花笠踊り -薫風最上川-」を踊って歩く。主に女性が踊り手の中心で、団体によっては小学生以下の少女が厚化粧で参加する。

盛岡さんさ踊り(岩手県盛岡市)

盛岡市にて毎年8月1日から4日にかけて行われる祭り。盛岡市近郊各地で行われていた伝統的な様々な「さんさ踊り」を統合して「盛岡さんさ踊り」が始まった。和太鼓の数が世界一でギネスにも登録されている。太鼓の数は1万を優に超えている。パレード終了後に行われる「輪踊り」は、個人も飛び入り参加できる。

郡山うねめまつり(福島県郡山市)

郡山市にて毎年8月第1金・土・日の3日間行われる祭り。郷土の伝説である奈良時代の宮中女官の「采女(うねめ)物語」を主題とした祭りである。 踊り手らはパレード形式で、山車と共に踊りながら進む。初日には、うねめ神社にて奈良の市長やミス奈良とともにうねめ供養祭が行われる。

相馬野馬追(福島県相馬市)

相馬市で行われる馬を追う神事および祭りである。国の重要無形民俗文化財に指定されている。祭りを7月最終週の土曜日に開幕、神事は24日・25日に行われる。起源は、鎌倉開府前に、中村相馬氏の遠祖である平将門が、領内の下総国相馬郡小金原(現在:千葉県の松戸)に野生馬を放し、敵兵に見立てて軍事訓練をした事に始まると言われている。

北上・みちのく芸能まつり(岩手県北上市)

北上市において毎年8月の第1土曜日から3日間実施される祭り。北上市周辺に伝わる伝統芸能である鬼剣舞を中心に、神楽、鹿踊り、虎舞など100組を超す団体が出演し市内各所で演舞を披露する。初日には市民による盆踊りパレード、2日目には民俗芸能パレードや鬼剣舞大群舞、最終日には、トロッコ(灯籠)流しと花火大会が催される。

福島わらじまつり(福島県福島市)

福島市羽黒神社の祭り。江戸時代から300年以上の歴史がある信夫三山暁まいりを参考に、始めた夏祭りである。旧正月14日に片方の大わらじを奉納(信夫三山暁詣り大わらじ奉納)し、8月にもう片方の大わらじを奉納する。8月の祭りが福島わらじまつりである。わらじの大きさでは恐らく日本一の大きさを誇る。開催は毎年8月初旬に福島市で2日間行われる。

五所川原立佞武多(青森県五所川原市)

五所川原市で8月4日から8月8日に開催される祭りである。青森市のねぶたと構造は基本的に同じだが、その名の通り、高さが最大で20m強にも達する巨大な山車が運行される。この立佞武多とよばれる山車は、禊ぎ祓いとして行われた夏の行事において、燈籠を作られていたものがいつしか組み人形として作られるようになったのが原形と言われる。

八戸三社大祭(青森県八戸市)

毎年7月31日から8月4日に八戸市で行われる神事を根拠とした祭である。「三社」とは、八戸市内の法霊山おがみ神社(法霊神社)・長者山新羅神社・神明宮のことで、三社の神輿行列と市内各町を中心とした組の20数台の華麗な人形山車が神社の氏子として八戸市中心市街地を巡行する。 期間中は105万から110万人の観光客が訪れる。


弘前ねぷた(青森県弘前市)

弘前市で開催される祭り。8月1日から7日にかけて行われる。大勢の市民が「ヤーヤドー」の掛け声とともに、武者絵が描かれた山車を引いて市内を練り歩く。弘前ねぷたには扇ねぷた(扇型)と組ねぷた(人形型)があり、総数約80台の県内最多のねぷたが運行される。国の重要無形民俗文化財に指定されている。


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