三好市

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三好市

徳島県の最西端に位置し、三野町、池田町、山城町、井川町、東祖谷山村、西祖谷山村が合併して出来た四国の市町村の中では最も面積が大きい市である。三野町は飛び地となっている。西日本で二番目に高い剣山や祖谷渓、大歩危小歩危など観光資源を多く抱えている観光都市である。

平家の落人伝説

東祖谷阿佐に伝わる伝説

屋島の戦いに敗れた平国盛率いる30名の残党が、讃岐山脈を経て、阿波へと入り、現在の徳島県東みよし町から三好市井川地区にかけての一帯に住んだが、追手に脅かされ、祖谷に住んだと伝わる。阿佐集落に、平家の末裔と言われる阿佐氏が居住し、平家屋敷や、平家のものと伝えられる赤旗(軍旗)が数百年前から現存する。この東祖谷阿佐の平家落人伝説は、遺物が残っていることから学界の注目を集めている。平家の赤旗は古過ぎて年代比定が出来ず、少なくとも平国盛が屋島の戦い以降消息不明であり、九条兼実『玉葉』では逃亡したと記されていることから、他の平家落人伝承より注目度が高いと言われている。10月には、「祖谷平家まつり」なども行われている。

東祖谷栗枝渡に伝わる伝説

安徳天皇が逃れて隠れ住み、同地で崩御したという。栗枝渡八幡神社には、安徳天皇を火葬した「安徳天皇御火葬場」があり、遺骨を御神体として祀っている(『美馬郡誌』)。

西祖谷の神代踊

西祖谷山村に伝わる民俗芸能の風流踊り。平家の落人伝説を残す西祖谷山村善徳の天満神社で、毎年旧暦6月25日の夏祭りに、豊作と無病息災を祈願して奉納される。この踊りは、雨乞いや、祭の行事として、また娯楽として踊り継がれてきた太鼓踊りであるが、1000前の平安初期の発祥ともされる古い形態を伝えているとされ、文化遺産としても貴重なものといわれ重要無形民俗文化財に指定されている。

見どころ

祖谷のかずら橋

野生のシラクチカズラを使って編んだ吊橋で、日本三奇橋のひとつ。平家の落人たちが追手から逃げる時すぐ切り落とせるようにカズラを使ったと言われている。高さ14m、長さ45m、幅2m。国の重要有形民俗文化財に指定されている。


道の駅大歩危

大歩危渓谷を見ながら足湯が楽しめる。1階妖怪屋敷では、地元に伝承される70体の妖怪を展示紹介、2階の石の博物館は天然記念物のレキ質変岩をはじめ火星の隕石や地球最古の岩石などを紹介している。


祖谷渓

剣山を源流に西北へ流れる祖谷川が四国山地をV字型に刻んでできた渓谷。断崖にはりつくようにして立つホテル祖谷温泉からの眺めはすばらしく、温泉近くには祖谷渓を見下ろす小便岩がある。


琵琶の滝

高さ約50mから白糸を引くように一筋に落下する。平家の落人たちが、ここで都をしのんで琵琶を奏で慰め合ったという伝説から、その名が付いた。かずら橋の近く。


大歩危・小歩危

股で歩いても、小股で歩いても危険なことから名付けられたと言われている場所。国の天然記念物にも指定されている。川によって浸食された奇岩が連なり、四季折々に美しい景観が楽しめる。


剣山

標高1955m。西日本第2の高峰で、古くから山岳信仰の霊場だった。登山口へは、つるぎ町からリフトのある見ノ越まで行くルートが最短距離。



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