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方言

奈良弁(ならべん)または大和弁(やまとべん)と呼ばれる言葉を話す。県北中部の方言は京言葉や大阪弁に近いが、奥吉野は特異な方言を用いる言語島として有名である。
奈良県は平安時代以降は、京・大坂と伊勢・高野などを結ぶ街道筋として栄えた。そのため北中部の方言は京阪方言と高い共通性を持ち、特異な俚言や訛りも少なく、奈良盆地の住民の間では自負心とともに「大和ことばにさん打つな」や「大和ことばに訛りなし」という諺が伝えられてきた。
一方奥吉野は紀伊山地によって周囲との交通が隔絶されてきた地域であり、近畿地方にあって東京式アクセントを用いるなど、特殊な方言が育まれている。

代表的な方言

「ゆうて(言って)」
「こおた(買った)」
「あこおなる(赤くなる)」
「よおない(良くない)」

伝統工芸

★高山茶筌 ★
茶筌の材料として、冬期に伐採し、油抜き、天日乾燥した淡竹・黒竹・真竹 (3年もの)を使用します。 茶筌の種類は、濃茶用と薄茶用に大別されます。一般的には、薄茶用の数穂、80本立が最も多く作られています。
奈良筆
筆づくりには、柔剛程よく、墨含みのよい獣毛(羊、馬、鹿、狸など)を使用します。 各種の原毛を個別に平目(丈をきめる)を行い、毛質に応じて、慎重にその配分と寸法を決めて混ぜ合わせ、毛組みに時間をかける「練り混ぜ法」により、穂先の仕上がりに絶妙な味がある高級毛筆が作られています。
赤膚焼
赤膚の由来は、地名からきたもの、陶土の鉄分含有量が多く、地肌が赤味を帯びることからきたものという二説があります。 乳白色の柔らかい風合いと奈良絵文様などが特徴であり、花瓶、茶器、水指、置物など多様な作品が作られています。
吉野手漉き和紙
宇陀紙、美栖紙、国栖紙とも呼ばれています。優れた風合いとねばりの強さが特徴です。 漆漉しから書道紙、表装紙、草木染紙に至るまで、幅広い製品が作られています。
奈良団扇
伊予紙、土佐紙を色引きし、奈良風物、正倉院文様を突き彫り(直角に切り込む)した透かし彫り文様を竹骨に貼り合わせ、外周りを美しく整え、仕上げたものです。お座敷用装飾団扇など贈答用として使われています。
奈良晒
麻皮(青苧)を紡いで糸にし、手織りした麻布(生平)を真白く晒したものです。現在、軽く晒した麻布に正倉院文様などを染めたのれん、テーブルクロスなどの室内装飾品が作られています。
★奈良一刀彫★
奈良人形とも言われています。桧、桂、楠などを素材として、ノミで豪快に彫り上げた上に、金箔や岩絵具などで極彩色を施しているのが特徴です。能楽、舞楽、鹿、十二支、ひな人形などを題材とした魅力ある作品が作られています。
★奈良漆器★
奈良漆器の特徴である螺鈿は、夜光貝、アワビ貝、チョウ貝などを模様の形に切り、桧木地に貼り、漆で埋めて研ぎ出すという、漆芸の加飾技法の1つです。現在、伝統的な厚貝螺鈿技法を主として、硯箱、宝石箱、文箱などが作られています。
★大和出雲人形★
やわらかい粘土を型に詰め、取り出した土の人形を接合し、成形する。1週間程、陰干し乾燥し、もみ殻で焼き上げ、胡粉に膠を混ぜて下塗りする。乾燥後、泥絵具で彩色して作られています。
笠間藍染
土間に作られた藍ガメに藍玉、木炭、石灰、小麦粉、水などを混合し、自然発酵させ、可染用糸あるいは布を何度も浸け、最後に天日乾燥させ、仕上げています。

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