道後温泉

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道後温泉

道後温泉は、松山市に湧出する温泉。日本三古湯の一といわれる。その存在は古代から知られる。古名を「にきたつ」(煮える湯の津の意)といい、万葉集巻一に見える。なおかつてはこの周辺が温泉郡と呼ばれていたが、これはこの温泉にちなむ地名である。伊予国という名前も湯国が転じたものという説がある。夏目漱石の小説『坊つちやん』にも描かれ、愛媛県の代表的な観光地となっている。

泉質

単純温泉。源泉温度42 - 51度(これらを混合して46度で供給している)。神経痛、リューマチ・胃腸病・皮膚病・痛風・貧血に効果があるなど言われている。

道後温泉本館

道後温泉の中心にある温泉共同浴場。愛称は坊っちゃん湯。戦前に建築された歴史ある建物で、街のシンボル的存在。東の湯田中温泉大湯と並び西の横綱に番付けされているほか、2009年3月、ミシュランガイド(観光地)日本編において2つ星に選定された。6時から太鼓の音とともに入浴できるのも名物となっており、地元客はもとより、朝湯を楽しむ観光客も多い。一番風呂の開始を告げるのが、本館の振鷺閣(しんろかく)から鳴り響く「刻太鼓」。朝をはじめ、昼・夕方と1日3回時を告げる。本館は宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになったといわれている。

4種類の入浴の仕方

一般的な「神の湯階下」、茶菓子のせんべいなどがつく「神の湯2階」、茶菓子付で、又新殿(ゆうしんでん)を見学できる「霊の湯2階」、さらに個室で休憩できることが出来る「霊の湯3階個室」(茶菓子は坊ちゃん団子)の4種類の入用方法で楽しめる。

又新殿(ゆうしんでん)

日本で唯一の皇室専用浴室。御影石の最高級品・庵治石を使った浴槽の他、控え室、トイレ等が見学可。これまでのべ10人の皇族が入浴したが、各宿泊施設に引き湯が行われたことなどから、1952年を最後に60年近く使用されていない。

坊つちやんの間

3階一番奥の個室に夏目漱石ゆかりの資料の置かれた部屋があり、開放されている。

冠山(かんむりやま)

地層から、約3,000年前の縄文中期の土器・石鏃(せきぞく)が発見され、当時、縄文人が沐浴していたと考えられるため、日本最古の温泉の根拠となっている。

道後放生園

道後放生園は道後温泉駅前にある。放生園には、坊っちゃんカラクリ時計、足湯、句碑、湯釜などがあります。夜にはレトロなガス灯が灯る温泉情緒あふれるスポット。

道後麦酒館

道後温泉本館向かいにあるブルワリーパブ。できたての地ビールのほか、道後フィズや道後蔵酒などがそろい、湯上がりののどを潤す客で賑わう。酒に合う料理も充実している。

一六タルト

松山では長く一六本舗、六時屋の2社が製造してきた経緯があり、この2社のものが土産物・贈答品としてもよく用いられている。特に一六本舗のものは有名であり、愛媛県外では一六タルトの名称でよばれることもある。


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