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方言

兵庫県で用いられる日本語の方言は但馬弁、淡路弁、摂津弁、播州弁などがある。

但馬弁

但馬弁は近畿の他地域の方言とは相違が著しく、丹後弁とともに中国方言に入れられる。「いきたあて」 (行きたくて)、「あはあ」(あほ)、「ばあず」(坊主) など。

淡路弁

大阪湾の対岸である阪神間・大阪府・和歌山と、藩政時代に支配を受けた徳島県との共通性が高く、反面、同じ兵庫県下にあり明石海峡を挟んだ対岸の播州弁との関連は少ない。「いごく」(動く)、「さぶい」(寒い)、「おっせる」(教える)など。敬語では、「あっか」(有るか)よりも「あっかな」の方が丁寧である。

摂津弁

神戸弁も摂津弁の一種であるが、播州弁の影響を受けるなどして独自色が強いため、摂津弁とは分けることが普通である。神戸弁の特徴である「〜とう」「〜よう」などが話される。

播州弁

播磨弁(はりまべん)、播磨方言(はりまほうげん)とも呼ばれる。近畿方言に含まれるが、語彙では中国方言と共通するものも多い。「あだける」(転げ落ちる)、「ええまん」(いいタイミング)、「おまん」(あなた)など。

神戸系ファッション

神戸・山手エリアの女性が時代の流行にとらわれることなく長年に渡って培ってきたとされるファッションスタイル。その特徴は上品(エレガント)で保守的(コンサバティブ)なお嬢様を表現している。

善意の日

1964年に兵庫県社会福祉協議会等が設立主体となって兵庫善意銀行が設立されたことを記念し、兵庫県が制定した記念日である。毎年6月1日。記念日の制定意義は「みんなの小さな善行や善意が重なって、世の中が明るくなるものであり、県民だれもが、この日何か一つ善行をしてもらいたい」とされている。

伝統工芸

★播州そろばん★
もともと滋賀県の大津地方に始まったそろばんの製造が、1573〜1591年に現在の小野市周辺に伝わりました。玉には柘植や樺、軸に煤竹、枠には黒檀を使用し、伝統的な技術を注いで作られています。
★丹波立杭焼★
瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並んで日本六古窯の一つに数えられ、その起源は平安時代末期までさかのぼります。 日本では珍しい「登窯」(蛇窯)と呼ばれる窯で焼かれ、素朴さを感じさせる焼き物で人気があります。
★出石焼★
出石焼の創始は古く、垂仁天皇の時代といわれていますが、磁器として出石焼が焼かれたのは江戸時代に入ってからです。 絹の肌を思わせる「白磁」出石焼は、清楚な風情をもち、優雅で気品にあふれ、その彫刻も素地の白を一層引き立たせています。
★播州毛鉤★
虫に似せて作る毛鉤は、わずか1cm足らずの鉤に数種類の鳥の羽を絹糸で巻き付け、金ぱく、漆等を使用して、見事に仕上げられます。1830年から1843年に京都より伝わったのはじめと言われています。
★豊岡杞柳細工★
円山川に自生するコリヤナギで籠を編むことから始まりました。江戸時代、藩が保護奨励し、専売制を確立して「豊岡の柳行李」として世に知られるようになりました。
★播州三木打刃物★
1580年の三木城落城の後、町の復興のために各地から大工職人が集まり、それに伴って道具を作る鍛冶職人も多く集まったことから発展したといわれています。
★杉原紙★
昔ながらの技術技法ですかれている手すき和紙。歴史は古く、7世紀後半と推定されており、杉原紙の前身である「播磨紙」は奈良時代、日本一といわれていました。鎌倉時代は幕府の公用紙に用いられたりしました。
★丹波布★
丹波市青垣地域で織られていた手紡ぎの絹と木綿を交織にした平織の手織り布。縞貫(しまぬき)もしくは佐治木綿(さじもめん)などと呼ばれていた。
★名塩雁皮紙(なじおがんぴし)★
西宮市塩瀬町で製造される和紙。地元特産の岩石の微粉末を添加することや、手作業による入念な原料処理、溜漉による抄紙、板干しによる天日乾燥などの各工程に大きな特色がある。虫食いや日焼けに強い。金箔などに使われる。
★明珍火箸★
兵庫県姫路市で19世紀頃、姫路藩主である酒井家などに仕えていた明珍家(甲冑師の一族として名高い)がその技術を活かして作り始めた火箸。

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