豊岡市

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日本で最後の野生コウノトリの生息地

2005年に、周辺の城崎郡城崎町・竹野町・日高町、出石郡出石町・但東町と対等合併し、兵庫県で面積が一番大きい市となった。
日本で最後の野生コウノトリの生息地として知られ、コウノトリの保護・繁殖・共生の事業が行われている。
また竹野浜などの海水浴場、神鍋高原のキャンプ場・スキー場、重伝建の出石、著名温泉地の城崎温泉があるなど観光・レジャー施設が非常に多い。 かばん(バッグ)の生産地として広く知られている。

市の性質

神戸市を中心とした瀬戸内地方とのつながりより、鳥取県の因幡地方とのつながりが強い。府県統廃合の際、当時豊岡県だった豊岡市はその文化的な繋がりから鳥取県との合併が考えられていたこともあるほど。

結局、但馬、因幡両国の間は山が険しく往来が不便であるため、豊岡県は飾磨県(姫路県の事)、さらに兵庫県と合併され兵庫県に統一された。(兵庫県が大きくなり過ぎることを内務卿・大久保利通に嫌われ、豊岡県のうち丹後および丹波の天田郡は京都府に編入された。)

コウノトリ

赤ん坊を連れてくる

ヨーロッパでは、 、「赤ん坊はコウノトリのくちばしで運ばれてくる」「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」という言い伝えがある。

久久比神社

豊岡市下宮に鎮座する久久比神社には日本で唯一のコウノトリにまつわる伝説が残されている。七つの外湯めぐりで形成される城崎温泉には、七つの外湯のひとつにコウノトリが傷を癒していた事により発見したと伝説が伝わる、鴻の湯がある。

豊岡かばん

豊岡は、千年の伝統をもつ鞄の産地です。「鞄の街 豊岡」は、奈良時代から始まる柳細工を起源とし、江戸時代に柳行李生産の隆盛をむかえ、大正以降はその伝統技術と流通経路を基盤に、新素材への挑戦とミシン縫製技術の導入により鞄の生産地となりました。

豊岡市で作られた鞄は「豊岡産」「豊岡製」「日本製」などと呼ぶことができます。それら豊岡産の鞄の中でも、兵庫県鞄工業組合が定めた基準を満たす企業によって生産され、審査に合格した製品を「豊岡鞄」と認定している。
日本の鞄の約8割を生産している(1989年)。

見どころ

城崎マリンワールド

イルカ・アシカショーやトドのダイビング、ペンギンの散歩などショーが多彩。フィッシングゾーンでは、アジを釣ってその場で天ぷらにして味わうこともできます。


城崎温泉

川沿いに「く」の字型につくられた温泉街。その川の両岸に建ちならぶ木造三階建ての旅館群が、川にかかる橋や柳並木などのまわりの環境と調和して、城崎独特の情緒が特徴。

外湯めぐり

展望風呂と4種類のサウナがある「さとの湯」、子授けの湯「柳湯」、露天風呂のある「鴻の湯」、開運招福の「一の湯」、泉源から地蔵が出たと言われる「地蔵湯」、一生一願の湯「まんだら湯」、後堀河天皇の姉君が入ったという美人の湯「御所の湯」の7つの外湯。すべて回れば生涯苦難をまぬがれて、福を受けるといわれています。



玄武洞

160万年前に起こった火山活動によって、山頂から流れ出したマグマが冷えて固まる時に規則正しいきれいな割れ目を作り出した物。6000年前、波に洗われて姿を現し、人が石を取ったために洞となったもので、数知れない六角形の玄武岩が積み上げられて不思議な美しさを見せる。


出石城下町

出石は古事記・日本書紀にもその名があらわれ、垂仁天皇の時代に新羅の王子・天日槍命が帰化して開いたといわれている。中世には、守護大名・山名氏の本拠地として栄えた。今なお昔ながらの面影をいたるところに残し、「但馬の小京都」と呼ばれている。


永楽館

1901年建造の芝居小屋を昔の設計図や建物の調査をもとに、修復前の木材を8割再利用して復元。柿渋を塗った床や柱、人力の回り舞台などが見られる。歌舞伎公演なども行われる。


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