県内第二位の商工業と人口を擁する都市であり、播磨地方の中心都市である。観光事業では、国宝であり世界遺産でもある姫路城や、西の比叡山と呼ばれる書写山圓教寺、三大荒神興の一つ灘のけんか祭りなどの播州の秋祭りが有名で、国内は勿論、海外からの観光客も多い。日本屈指の祭りどころでもあるが、メディアに取り上げられる機会が少ないため、知名度は高くない。
歴史
江戸時代には、「西国将軍」「姫路宰相」と呼ばれた池田輝政によって姫路藩が成立し、姫路はその城下町として整備された。明治維新における廃藩置県の時期には、飾磨県の県庁所在地となった。しかし、1876年8月に飾磨県が兵庫県に編入されて以降は、兵庫県に属している。
播州の秋祭り(ばんしゅうのあきまつり)
兵庫県南西部の播磨地方一帯の神社で行われる大小様々な秋季例大祭を総じて指し示すときの呼称。多くの神社で屋台(太鼓台)の練り出しが行われる。有名な「灘のけんか祭り」を筆頭に大体10月に40以上の大きなお祭りが行われる。
灘のけんか祭り
松原八幡神社で行われる秋季例大祭の通称。毎年10月14日・15日に行われる。一の丸、二の丸、三の丸からなる3基の神輿をぶつけ合わせる神事と、旧7ヶ村の絢爛豪華な屋台が激しく練り競う勇壮な屋台練りが行われる。「松原八幡神社秋季例祭風流」として、姫路市と兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されている。また、旧松原村の獅子屋台の太鼓の音は「日本の音風景100選」に選ばれた。
白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)の名前はどこから?
世界遺産にも指定されている姫路城は別名「白鷺城」という名前でも知られています。これは諸説ありますが一つは、黒い板張りの岡山城に対比して白漆喰総塗寵造の姫路城をこう呼んだという説。また、城のある丘が「鷺山」とも呼ばれたところから、という説。また、城が白鷺の飛ぶ姿に見えるためとか、昔からゴイサギが多くすんでいたから、などといわれています。
政令指定都市ではないのに「区」がある。
姫路市には、飾磨区細江や網干区新在家などといった「区」が付く地名があります。これらの「区」は、東京都の特別区や政令指定都市の区とは違うものです。
姫路市の「区」は地方自治法が施行される以前の1946年3月に姫路市と、当時の飾磨市、飾磨郡広畑町、同郡白浜町、揖保郡網干町、同郡大津村、同郡勝原村、同郡余部村の2市3町3村が合併したときの名残です。それぞれが現在の飾磨区、広畑区、網干区、大津区、勝原区、余部区となりました(ただし飾磨郡白浜町は、白浜町のまま)。したがって、飾磨区細江など、○○区○○で一つの地名となります。
このような経緯から、姫路市の「区」は、東京都の特別区や政令指定都市の区とは異なり、区役所などはありません。(姫路市HP抜粋)
見どころ
|
別名を白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)という。江戸時代初期に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存し、建築物は国宝や重要文化財、城跡は国の特別史跡に指定されている。ユネスコの世界遺産に登録さされている。 |
|
サファリパーク形式の動物園と遊園地が融合した娯楽施設。地元では「姫セン」と呼ばれている。夏期にはプール、冬期にはアイススケート場が限定営業する。 |
|
書写山にある寺院。西国三十三所第27番。「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称された。皇族や貴族の信仰も篤く、訪れる天皇・法皇も多かった。映画「ラストサムライ」の舞台。 |
|
薬湯として知られてきた塩田温泉(湯元上山旅館)と源泉をボーリングした姫路ゆめさき川温泉(夢乃井)の2つのスポットで形成されている。炭酸重曹弱食塩泉
飲用としては胃腸病、入湯としては神経痛に効能があるとされている。 |
|
播磨国総社で、播磨地域では濁らずに「そうしゃ」、「そうしゃさん」と呼ばれる。60年に1度の一ツ山大祭、20年に1度の三ツ山大祭が有名。5種の神事である流鏑馬・競馬(くらべうま)・神子(みこ)渡り・一つ物・弓鉾指(ゆみほこさし)が行われる。 |
|
全国にある牛頭天王の総本宮(議論有)。「広峯信仰」という稲作の豊饒を祈願した内容の信仰があり、古くから農業の神として崇拝されてきた。播州の人が「伊勢参り」するとき、まず広峯神社に参拝してから出発し、帰ってくるともう一度社参した。これを「二度廻り」という。 |
|
世界の有名建築物のレプリカ展示をメインテーマにしている観光施設。パリの凱旋門(がいせんもん)、イースター島のモアイ像、万里の長城まである。ノイシュヴァンシュタイン城のレプリカ「白鳥城」は姫路城よりも高いとか・・・。 |
PR
楽天商品ランキング
|