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日本プロ野球の阪神タイガースの本拠地である阪神甲子園球場や毎年1月9日から11日の十日戎で「福男選び」の神事を行うことでも知られる西宮神社がある中核都市。甲子園では国民的人気の春と夏の高校野球の全国大会が開かれる。

地名の由来

「西宮」という名称の起こりについては諸説あるが、戎神を最初におまつりしていたと伝えられる鳴尾や古代の先進地域である津門から見て「西の方の宮」という説や平安京(京都)から見て貴族の崇敬篤き廣田神社を含む神社群を指して「西宮」と称していたが、戎神信仰の隆盛と共に戎社(西宮神社)を「西宮」と限定して呼ぶようになったという説などが有力。

阪神タイガース

日本のプロ野球球団。セントラル・リーグに所属する。日本に現存する12球団の中で読売ジャイアンツに次いで2番目に歴史が長いプロ野球球団である。阪神甲子園球場を専用球場(本拠地)としている。
全国的に人気の球団であるが、関西地区において爆発的な人気を誇る球団である。
1985年の阪神の優勝は伝説となっていて、多くの関西人が当時のクリーンアップの3人の名前を言うことが出来る。ケンタッキーのカーネル・サンダースが道頓堀川で泳いだのもこの時である。

六甲颪(ろっこうおろし)

阪神タイガースの歌。1936年に作られ、現存する日本プロ野球球団の球団歌の中で最も古い歌である。

この歌を歌えない人は関西人でないかの扱いを受けるぐらい大変親しまれている歌である。結婚式の慶事で奉唱されたり、生前阪神ファンだった人物の葬儀で出棺の際に挽歌として使用されることもある。

1985年の優勝時には、関西のどこの店からもエンドレスに流れていた。
電車内では静かにするのがマナーであるが、阪神の試合が甲子園で行われた帰りの電車では、電車内で声を出してみんなで歌ったりしている。

甲子園(高校野球)

高校生による阪神甲子園球場によって行われる野球の全国大会のこと。毎日新聞社と日本高等学校野球連盟(以下高野連)が主催の春の選抜高等学校野球大会(春の甲子園、センバツ)と朝日新聞社と高野連が主催の全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園、選手権)の2つの大会がある。

高校生の全国大会は他に「国体」、「神宮大会」と他に二つあるが、甲子園で行われる二つの大会は別格で、「春・夏の甲子園」と略して親しまれている国民的人気の大会である。

地方の都道府県大会の1回戦からテレビ中継が入る都道府県も珍しくなく、高校で野球をやればテレビに映るチャンスも高く、高校における部活動で高校野球は特別な扱いになっている。 高校1年生では夏の大会、2年生・3年生では春と夏の大会と計5回甲子園に出るチャンスがある。

清酒

灘五郷のうちの西宮郷、今津郷を発祥とし、複数の清酒メーカーが本社や工場を置いている。西宮の名産品として清酒は有名である。

宮水(みやみず)

西宮市から湧出する、日本酒つくりに適していると江戸時代後期から知られている水。灘五郷の酒造に欠かせない名水として知られる。 硬度が高く、リン含有量が多く、鉄分が少ない特徴がある。

宮水の発見

1840年桜正宗の六代目蔵元であった山邑太左衛門(やまむらたざえもん)が摂津国西宮(現兵庫県西宮市)で発見したとされる。

山邑太左衛門は西宮と魚崎(現神戸市東灘区)で造り酒屋を営んでいたが、双方で造る酒は、他の工程をすべて同じにしても味が異なった。西宮で造る酒の良質な味の原因について、彼は『同地にある梅ノ木蔵の「梅ノ木井戸」の水にある』と結論した。これを以て「宮水の発見」としている。
以後、灘の酒蔵は競ってこの地の水を使うようになったが、井戸を掘っても同じ水脈に当たらない酒蔵もあった。そのため、造り酒屋でなくても井戸を掘れば同じ味の水が出る地域の農民らが、井戸を掘り、そういう酒蔵に宮水を売るようにもなった。西宮に特有のこの商売をさして「水屋」といった。

「阪神」地区

「阪神タイガース」でも使われている「阪神」は兵庫県南東部の神戸市と大阪府に挟まれた一帯(尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、川西市、宝塚市、川辺郡猪名川町、三田市の7市1町)を指す。

福男選び

正式には「十日戎開門神事福男選び」と呼ばれる。西宮神社周辺では古くから1月9日夜「忌(居)篭り」と呼ばれる、家からの外出を禁ずる風習(その間に"えべっさん"が市中を廻られる)がある。

神社では1月10日午前4時から十日えびす大祭が執り行われ午前6時ごろに終わると同時に門が開かれ、忌篭りの状態が解かれた後、氏子たちが一斉に230メートル先の本殿まで駆け抜ける。そして3着までにゴールした人間(待ち構えている神主に抱きつく事が条件になる)が、その年の福男となる。
なお、福男といいながらこの祭事は男女混合であり、老若男女を問わず走る事が出来る。しかし、女性の一番福は未だに出現していない。参加者は毎年2000人以上で、特に2009年以降は約6000人が参加している。

見どころ

阪神甲子園球場

阪神電気鉄道が所有する野球場。阪神タイガースの本拠地球場。高校野球の聖地としても有名である。この球場の名称である「甲子園」が高校野球全国大会の代名詞となっており、そのことに端を発して今や野球に留まらず高校生の各種全国大会の代名詞として「○○甲子園」などと使われることがある。


西宮神社

日本に約3500社ある、えびす神社の総本社。地元では「西宮のえべっさん」と呼ばれる。毎年1月10日前後の3日間で行われる十日えびす(戎)では、800軒を越える屋台が軒を連ね、開催三日間で百万人を超える参拝者で賑わう。1月10日に行われる「福男選び」は有名である。


廣田神社

日本神話に当社の創建のことが書かれている。伊勢神宮荒祭宮祭神を祀る県下第一の社格を持つ大社。「西宮下向」と称し国家の神事を司った神祇官の歴代長官や貴族・五山の僧侶たちが度々参詣していたことに示されるように、西宮とは広田神社の別称であった。


鷲林寺(じゅうりんじ)

高野山真言宗の仏教寺院。寺伝によれば、833年淳和天皇の勅願寺として空海により開創されたという。紅葉の名所で、季節になると多くの参拝客で賑わう。


神呪寺(かんのうじ)

真言宗御室派別格本山。地元では「お大師さん」とも呼ばれている。寺号の「神呪寺」は、「神を呪う」という意味ではなく、甲山を神の山とする信仰があり、この寺を神の寺(かんのじ)としたことによるという。境内の近くには源頼朝の墓と伝えられている石塔がある。


素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)

阪神甲子園球場が隣接し、阪神タイガース選手やファン、高校野球関係の必勝祈願者が多く、「甲子園神社」「タイガース神社」とも言われている。 「勝ちあがり守」を始めとして野球のボール型やベース型のユニークなお守りや、タイガース絵馬がある。


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