灘五郷

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灘五郷

日本一の酒どころ

「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地。兵庫県神戸市の東灘区・灘区と同県西宮市を合わせた阪神間の地域を指す。酒造りに適した上質の酒米(山田錦)と上質のミネラル水(宮水)が取れ、製品の水上輸送に便利な港があったことから、日本酒の名産地として栄えた。

明治中期以降の灘五郷と代表銘柄

今津郷(現在の兵庫県西宮市今津地区)

大関(おおぜき)、白雪(しらゆき)など。

   

西宮郷(現在の兵庫県西宮市浜脇・用海地区 )

島美人(しまびじん)、灘一(なだいち)、ツル正宗(つるまさむね)、富貴(ふうき)、白鹿(はくしか)、花房(はなふさ)、寶娘(たからむすめ)、多聞(たもん)、日本盛(にほんさかり)、灘自慢(なだじまん)、金鹿(きんしか)、はっこん、白鷹(はくたか)など。

魚崎郷(現在の兵庫県神戸市東灘区魚崎・本庄地区)

国冠(こっかん)、大東一(だいとういち)、松竹梅(しょうちくばい)、櫻正宗(さくらまさむね)、浜福鶴(はまふくつる)、酒豪(しゅごう)、金紋道潅(きんもんどうかん)など。

御影郷(現在の兵庫県神戸市東灘区御影地区 )

大黒正宗(だいこくまさむね)、福寿(ふくじゅ)、灘泉(なだいずみ)、瀧鯉(たきこい)、剣菱(けんびし)、菊正宗(きくまさむね) 、白鶴(はくつる)など。

西郷(現在の兵庫県神戸市灘区西郷地区)

福徳長(ふくとくちょう)、月桂冠(げっけいかん)、富久娘(ふくむすめ) 、菊川(きくかわ)、金盃(きんぱい) 、沢の鶴(さわのつる)など。

灘の男酒

灘五郷(西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷)一帯に沸く水は「宮水(みやみず)」と呼ばれ、その水質は中硬水でミネラルが豊富で鉄分やマンガン値が低い。ここで造られる日本酒はキレのある辛口のものが多く、「灘の男酒」と称される。ちなみに京都の伏見の水は「御香水」と呼ばれ、この水で造られる日本酒はその柔らかな水質ゆえ灘の日本酒とは対照的な優しい味わいで、「伏見の女酒」と称される。

ノーベル賞晩餐会

2012年12月10日(日本時間11日未明)のスウェーデンのストックホルムで行われたノーベル賞授賞式で日本酒が提供されていました。この年のノーベル賞には京都大学の山中伸弥教授が、iPS細胞の開発で医学・生理学賞を受賞しました。 振る舞われたお酒は、1751年創業神戸酒心館の「福寿 純米吟醸」です。

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