宇治市

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世界遺産ともなっている平等院、宇治上神社等の文化財や宇治茶等の特産品で知られる。「宇治」の地名は古くは「宇遅」「莵道」「兎道」などとも表記されたが、平安時代に「宇治」に定着したとされている。

宇治茶

日本茶の高級ブランド。静岡茶、狭山茶と並んで『日本三大茶』と言われ、生産量の少ない狭山茶を省いて静岡茶と共に『日本二大茶』とも言われている。鎌倉時代から生産されていたと考えられ、江戸時代に幕府にお茶を献上するための道を「お茶壷道中」と言われていた。

蛇口から茶が出る

宇治茶の産地であることから、公立の小中学校ではそれに因んだ地域教育が実施されている。その一環として、校内の蛇口から茶が出る「茶飲み場」が設けられており、食育に活用されている。

源氏物語

宇治十帖

世界最古の長編小説とも言われている紫式部の「源氏物語」は、三部構成になっており、第一部は「光源氏(ひかるげんじ)が誕生し、栄華を極める」までの三十三帖、第二部は「その光源氏が、苦悩のうちに生涯を終えようとする」までの八帖、第三部は「その子の薫(かおる)の半生を、悲恋とともに描いた」十三帖です。 特に最後の十帖は、この宇治市が主な舞台となっているため、「宇治十帖」と呼ばれています。

地名の由来

地名「宇治」について、『山城国風土記』逸文では、菟道稚郎子の宮が営まれたことが地名の由来としている。しかし、『日本書紀』ではすでに「菟道河(宇治川)」の記載があることからむしろ菟道稚郎子の側が地名を冠したものと見られている。

菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)

第15代応神天皇の子どもで5世紀前半ごろの人物と言われている。応神天皇の寵愛を受けて皇太子に立てられたものの、異母兄の仁徳天皇に皇位を譲るべく自殺したという美談が知られる。菟道(うじ)は現在でも地名に残っているが、「とどう」という読みになっている。

見どころ

平等院

藤原氏ゆかりの寺院。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。鳳凰堂は、1053年に建立された寺院で10円玉の表の図になっている。


三室戸寺(みむろとじ)

770年建立の寺院。西国三十三所第10番札所。本尊は千手観音像であるが、厳重な秘仏で、写真も公表されていない。アジサイ園が人気。


萬福寺

1592年に中国人の隠元隆gが開いた寺。建築、仏像などは中国様式(明時代末期頃の様式)でつくられ、境内は日本の多くの寺院とは異なった空間を形成している。儀式や作法も中国式である。


宇治上神社

「古都京都の文化財」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されている。本殿は平安時代後期の建立で、神社建築としては現存最古とされる。


さわらびの道

平等院付近から宇治川の中州を経て宇治神神社方面に向かうとさわらびの道に出ます。道は綺麗に整備されており、源氏物語ゆかりの古跡、神社などがあります。


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